代表理事ご挨拶

吉川 莉奈

なぜエンターテイメントの道に進んだのか?
エンターテイメントは、病気・障がいの有無、年齢や国籍などに関わらず、
全ての人が楽しめて笑顔になれる「最高で最強の幸せの魔法」だと思うからです。

皆さんは、この一度きりの人生を"HAPPY"に生きていますか?

私には病気・障がいのある3つ子の妹たちがいます。1人を亡くし、2人は生死を何度も彷徨いながら今を生きています。

ケアが必要な兄弟姉妹がいる家族の中で育つというのは、障がい者本人でもなく、親でもないからこそ抱える悩みや問題があるのです。

孤独感や周りの目が気になったり、妹達の存在を隠そうとしたり...
私は幼い頃から、妹たちについて誰にも相談できない心の葛藤を抱えていました。

けれど、妹たちとダンスや音楽を聴いたり、テーマパークに行くと家族みんなで笑い合えました。

普段は妹たちが中心に家族の時間が流れますが、テーマパークにいる時は私も母も妹たちも、誰もが平等に主人公になれたような気がしました。

そこで、私は気づきました。

エンターテイメントは、
病気や障がいの有無・性別・国籍などに関わらず全ての人が楽しめて、笑顔になれるんだ!

心から楽しい!素晴らしい!と思ったり、誰かが笑顔になってくれて嬉しかったり。

心が動く体験。感動体験。

エンターテイメントには、生きる活力へと繋がる素晴らしい力があるのです。
いつまでもエンターテイメントの力で私自身も活力を貰い、その活力を基に多くの人に笑顔を届けたいです。

私が人生で成し遂げたいことは、これです。
「福祉」×「エンタメ」で、障がいに関する社会問題を解決し、
誰もが自分の個性を活かしながら、輝ける社会を作りたい!

誰もが自分に与えられた運命や個性を持ってうまれます。

病気や障がいが理由で社会から取り残されてもいい人は誰一人いません。必ずその人にしかできない無限の可能性を秘めた光輝くものがあります。

得意なことも不得意なことも、人それぞれ。
みんな同じ人間です。

病気や障がいを理由にあきらめるのではなく、キッカケさえあれば可能性は広げられる。

エンターテイメントを通じて、障がい児者が楽しく社会参加できる機会の創出や就労支援を行い、それぞれの個性を活かし補い合いながら、共に楽しみ、共に働き、共に生きていく。

そして、「障がい」という言葉をなくし、誰もが輝ける社会を目指していきます!